芙蓉地質株式会社

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地盤情報

黒ボクとローム

黒ボクとロームの分布

栃木県には、大きく分けて四つの台地面が分布しています。それらは高位のものより、戸祭・宝積寺・宝木・田原面と呼ばれ、いずれも第四紀洪積世(200万年前~1万年前)に形成された河岸段丘台地面です。
台地の地質は、ほとんどの場合、図-1に示すように、上位より黒土(黒ボク)、赤土(ローム)、砂礫(段丘礫層)の順で構成されています。台地と沖積地の接する部分の崖や、道路工事などで切割りしたのり面をみると、黒ボクとロームの境界が明瞭に観察できます。このような箇所を露頭といいます。

台地の地質イメージ

黒ボクとロームの特徴

ローム層は大部分が火山灰が風によって運ばれ、陸上に堆積した地層です。ロームをルーペでのぞくと、カンラン石・輝石・角閃石・黒雲母などの鉱物の結晶がみられます。また、黒ボクを調べてみると火山灰のなかによくみられる鉱物がたくさん入っています。したがって、黒ボクも火山灰起源の土といえます。この場合の火山灰を黒土に対して母材といいます。
前述の露頭に近づいて指で押しつけてみると、ロームの方は少しへこみますが、それ以上指は入りません。ところが、黒土の方はわけなく指が入ってしまいます。そして、指の表面には土の粒子がこびりついて、洗ってもなかなかとれません。同じ火山灰起源の土なのにどうしてこのように違っているでしょうか。これは、黒ボクは、まだ粘土化が進んでおらず、粒子がバラバラになっているのに対し、ローム層は粘土化が進んで火山灰の粒子がくっつきあっているからなのです。

黒ボクのでき方

黒ボクは火山灰を母材にしているといいましたが、地上にたまった火山灰がどのようにして黒ボクになるのでしょうか。 黒ボクのでき方を考えるにあたり、重要なのはその堆積年代です。黒ボクの堆積年代は、黒ボク中から発掘された土器片などから、沖積世(約1万年前~現在まで)と推定されています。この時代の気候は温暖で湿潤であり、植物の育成に適していました。そのために、火山の噴火によりたまった火山灰が、次の噴火による降灰までに十分の年月があれば、その間に地表を植物がおおい、腐植土層が形成されるので、全体として腐植に富む黒土となります。このような経過を繰り返し、厚くたまった層が黒ボク土なのです。一方、ローム層が堆積した時代は気候が冷涼だったため、植物の分解が進まず、腐植がたまらなかったものと考えられています。

参考文献
土のはなし(III):土質工学会
関東ロームの土工:高速道路調査会
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